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パイプリターン(軌道隣接工事)への適用

施工凡例

工事件名 青木変電所ケーブル管路築造工事
発注者 阪神電気鉄道株式会社
施工条件 鋼製さや管径 450A L=1,200mm
推進延長 L=8.45m×2スパン(縦方向のメガネ押し)
発進立坑形状 φ2500mmライナープレート立坑
到達形状 軌道下(軌道高架化予定)
土質 上部スパン:砂礫土(N=20~30) 最大礫径200mm
下部スパン:砂質土(N=31~37細砂)
土被り 上部スパン:3.1m
下部スパン:4.6m

パイプリターンが採用された理由

  1. 高架化工事前に青木変電所からのケーブルの鞘管を、事前に埋設するための工事で鞘管横断部は、軌道と平行する側道で道幅が狭く大型車が入れないのと道路通行止めができない為、開削工法は不可能である。
  2. 到達部が、現在営業している軌道内の為、地上より到達立坑が築造できないので、掘進機を発進立坑へ引き戻し回収できる推進工法の選択。
    (掘進機は鋼管内を通り発進側に回収出来る)
  3. 到達部分は、軌道が高架化されるまで長期間そのままの状態になるため、到達先端部を人力にて鉄板閉塞するのに、地山崩壊の危険性に対して、掘進機より薬液注入が可能で安全性が高く、確実性も大きいので軌道への影響も少ない工法である。

上記の内容から掘進機が鋼管内を通り回収可能で掘進機先端部から、止水注入機構を有するパイプリターン工法が採用された。

施工平面図

到達後、掘進機先端部からの補助止水注入施工

模式図1

先導体をリターンし、発進立坑より撤去する

模式図2

発進部推進架台嵩上げ後、上部推進を同様に行い、メガネ押完了

模式図3

推進状況

推進状況

LW注入完了

LW注入完了

到達後、掘進機先端部からの補助止水注入施工

鉄板閉塞完了

推進完了

推進完了

軌道横断、隣接施工実績

工事件名 発注者 管径 推進延長 スパン 土質
近鉄伊賀線比土第2踏切横断工事 近鉄 φ450 12.5m 近鉄 玉石混じり砂礫
丸山第3号踏切農業集落排水施設整備工事 近鉄 φ450 19.0m 近鉄 砂礫土
鞆幹線下水道築造工事 福山市 φ650 10.2m JR西日本 強風化花崗岩
福塩線11.3K上下水道管新設工事 JR西日本 φ650 21.0m JR西日本 砂礫
志摩線五知付近埋設管改良工事 近鉄 φ650 29.4m 近鉄 粘性土・岩盤
山陽線155.8K下水道管新設工事 JR西日本 φ650 31.97m JR西日本 礫混じり砂質シルト
青木変電所ケーブル管路築造工事 阪神 φ1000 8.45×2=16.9m 阪神 砂・砂礫
水質改善下水道勢野西3-1-1工区工事 三郷町 φ450 19.45m 近鉄 軟岩Ⅰ
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